プロ野球には様々な賞があり、その年に活躍した選手に贈られたりしています。投手で活躍したものや打者で活躍した者、または守備で活躍した者など色々な選手が表彰されています。そのようなプロ野球の賞ですが、人名が記された特別賞も存在します。人名が記されている賞は二つあり、プロ野球の発展に大きく貢献した人物をたたえる正力松太郎賞、豪速球投手として名を馳せた沢村栄治の栄誉と功績を称えて制定された沢村栄治賞、通称沢村賞があります。
沢村賞は、1947年に制定され、1950年にセ・リーグで活躍した先発完投型の選手の選考、1989年にはパ・リーグも線香の対象となり全球団から選出されることになりした。また、途中で選考委員会の審議が入ることがあり、現在では毎年12球団から一名が選出されることが原則となっています。過去には二名選出されたことや該当者がいないこともあります。
選考基準は七項目あり、登板試合数が25試合以上であり完投試合が10試合以上必要です。そして15勝以上であり勝率も6割必要であり、投球回数は200回以上に奪三振も150個以上が条件です。最後に防除率も2.50以下であることが条件に含まれるので、とても栄誉ある賞です。
野球では審判の存在に注目
プロ野球を楽しむ要素の1つに審判の存在があります。ストライクかボールの判定をする他、セーフかアウトの判定をする他、ボークの判定を、退場処分の判断をするなど審判の存在というのは、プロ野球の試合のさまざまな場面で重要になってくるもので、判定次第で試合の流れは変わってきます。
人間ですから、時には判定を誤ってしまうこともありますし、かなり難しい判定となる場合もあります。時にはそれが理不尽に映ることもありますが、細かなところまでよく見て判定をしたことが伝わってくることもあります。そういった部分に注目をしてみると、プロ野球の試合を観戦するのが楽しくなることでしょう。
ちなみに、難しい判定としてよく挙げられるのが、ストライクとボールの判定です。キャッチの仕方がうまいとボールがストライクに見えることがあり、ストライク判定を呼び込めることがあります。
また、セーフとアウトの判定に関しては、スライディングの仕方がうまいとセーフの印象が強くなり、アウトの確率を下げることができる場合もあります。
ちなみに、プロ野球の試合の中では、審判に対して強引・乱暴な抗議を行うことで、退場処分になってしまうことがありますが、対応のうまい監督ですと退場を受けないように抗議をして、話を進めることができます。その結果、判定がくつがえらなかったとしても、人間ですから、またしつこい抗議を受けることを考えるといい加減な判定はできないと思うものです。そうすれば、気を引き締めて判定してもらえるようになることも考えられます。
こういった、プレー以外の人間同士のやり取りが及ぼす影響に注目してみるとプロ野球をもっと楽しめるものです。